~ 耕作放棄地をブドウ畑に開拓中 ~

私がブドウ栽培に取り組んでいるのは、中央本線の小野駅の近くです。もともと大学を出てから、ワインのソムリエとして働いていました。その後ワインの輸入やワインに関わる色々な事に手を染めて、2010年に川崎市で会社を立ち上げてワインコンサルタントまで始めました。

その頃ですね、もっと勉強したいと思い始めてニュージーランド国立のリンカーン大学に留学しました。46歳でした。

ワインづくりはブドウから

ワインにどっぷり浸かっていくと、当然ながら原料のブドウにも関心が強くなりますよね。そこでブドウづくりも自分の手でやりたいと考えた訳です。ブドウづくりに適した土地を探してたどり着いたのが、現在ブドウ畑を始めた長野県上伊那郡辰野町なのです。

土地は約2.5ヘクタールですが、2021年の5月に株式会社「キリノカ」を設立して、耕作放棄地を借り上げることにしましたから、荒れ放題で畑とはいえません。さあ、どうしたものかと地元の農機販売店に相談にいきました。そこで紹介されたのが硬盤破砕を目的とした「カワベスーパーソイラー」だったのです。とりあえずメーカーのカワベに連絡して、営業マンに畑で実演してもらったのですが、その性能にびっくりしました。2022年9月には購入しました。

土がふかふかに

長い間耕作放棄されていた土地ですから、ガチンガチンで農作物を育てられるとは思えませんでした。

しかし、このスーパーソイラーを使って地中深耕をしてみると、農機具店さんの言うとおり土がふかふかになって行くことが歩いてみるとわかります。地下50センチの深さまで軟らかくなるそうですから、作物だってぐんぐん成長してくれますよね。

きっと美味しいブドウが育ってくれて、美味しいワインができると思います。

2.5ヘクタール全部はまだ終わっていません

この機械の性能には驚いています。硬盤破砕が済むと見るからに土が変わっていくのがわかります。しかし何といっても畑が広すぎるので、26馬力のトラクターで引っ張っても、まだ2ブロックしか作業は終わっていません。

「ピノワール」という品種を栽培し始めました。畑は垣根方式にしてあります。

収穫できたブドウはまちの醸造会社に委託して醸造してもらいます。

2024年にはワイナリーをオープン

2024年には自家製の「ピノワール」を使って醸造したワインを、皆さんに飲んでいただける予定です。その日が早くくるといいなと、今から楽しみに働いています。

皆さん、楽しみにお待ち下さい。

ユーザ 沼田 実さん
地域 長野県 上伊那郡辰野町
主な用途 硬盤破砕
機種名 SV2-BD