~ 掘り取り用に深耕に使いこなしています! ~
14年くらい前までは建設業会社を経営していましたが、ご承知のように公共工事がどんどん減ってきましたし、周りをみると遊休農地や耕作放棄地が目につきます。そこでこれからは農業だ、ということで本業の他に農業法人を設立して本格的に農業に参入しました。
米が12ha、甘藷(紅あずま)・ジャガイモを20a、山ごぼう15a、他に大豆や小麦も栽培しています。生産だけでなく、加工や直売もしています。直売所は「竹田の里」という店舗にしていますが、常連客が増えて忙しくなりました。特に干し芋はやわらかくて美味しいと評判です。青果物は直売だけでなく、もちろんJAを通しての出荷もありますし、JAの直売所にも並べてもらっています。
掘り取りは早いですね
山ごぼうの掘り取りにはSV2-KS4という、九州の新ゴボウ向けに開発された機種を使っていますが作業は早いですよ。トラクタは55psですから十分馬力はありますが、20~30psくらいで十分のようです。
甘藷とジャガイモの掘り取りには別のオプションのD-900という機種を使います。この作業も早くて楽になりましたね。ただ、少し深めに掘らないと芋が傷ついてしまうことがありますので深度の調整には注意が必要です。固くなった畑では深度調整のためにウェイトを乗せることもあります。
硬盤破砕は効果があります
このあたりの土は火山灰土で硬く締まりやすくなっています。農機を入れれば当然ながら硬盤ができてしまいます。水はけが悪くなって根が伸びにくい。すると作物の生育が悪くなりますね。こんなときにスーパーソイラーのBDという硬盤破砕用のオプションが力を発揮してくれます。
土が固くなってきているな、と思ったらこの機械を30センチくらいの深さに設定して硬盤を破砕してやります。その後で15センチくらいの深さでロータリーをかけています。
転圧ローラー仕様も使っています
同じスーパーソイラーのオプションで土壌鎮圧用の転圧ローラー仕様もあって、元々建設業ですからどちらかと言えば機械は慣れているほうでしょう。土壌消毒後のマルチ掛けの代わりにローラーで鎮圧します。農道や駐車場の締め固めにも使えるので、結構使い勝手の良い機械ですね。
どのオプションも使いこなしてもっともっと生産性を上げていこうと考えています。
ユーザ | 神通川 清一 さん |
地域 | 長野県 山形村 |
主な用途 | 山ゴボウや甘藷、ジャガイモの掘り取りや硬盤破砕 |
機種名 | SV2-KS4/D900/BD/T |