~  農業は新人ですが、スーパーソイラーと頑張ります

伊藤 義明 さん

南箕輪村は長野県伊那市の隣、中央自動車道の伊那インターチェンジの近く、中央アルプスと天竜川にはさまれた地域です。

もともと私は電機関係の製造業を営んでいるのですが、従来から産業の基本は農業であると認識しており、いつかは農業分野へ進出したいと考えていました。地元の農園の方と話をしたおり、上伊那地区をパセリの一大産地にしたいという構想に賛同して、平成17年に農業生産法人を設立しました。

正式な手続きを経て農業を始めるには、さまざまな壁がありましたが地元のJAを初め関係者の皆さんのおかげでスタートできました。

最初はパセリの抜根に

当初20aのハウスでパセリ栽培を始めましたが、パセリは根が深く収穫を終えると次の栽培に備えて根を全部抜かなければなりません。

この作業がとても大変でしたが、カワベスーパーソイラーのオプションで短根菜の収穫用に開発されたD-1300という櫛の歯のような形をしたシャンクがあると聞き、18年の5月に本体のSV2−BSと一緒に購入して使ってみました。これが結構うまくいって、抜根作業がうんと楽になりましたね。

水はけが良くなりました

遊休農地を借りる形で始めましたが、このあたりは赤土土壌が多くあまり水はけが良いとは言えません。パセリも根腐れを起こしやすく、欠株率を下げるためにもスーパーソイラーによる硬盤破砕が必要です。SV2-BS型は真ん中に弾丸シャンクがついており、24馬力のトラクタで牽引していますが、これで水はけはぐんと良くなりました。

年々栽培面積を増やしており、今年の6月には累計出荷ケースが600ケースを超え、本年度の総収穫量は過去最高となる見込みです。

7月から山ゴボウも

新しく山ゴボウの栽培も始めます。栽培地のロータリー耕も施肥も準備は万端、収穫時にはカワベのSV2-KS4という新ゴボウの収穫用に開発された機種をJAで借りようと考えています(笑い)。

ユーザ 農業生産法人 有限会社フェニーチェ 代表取締役 伊藤 義明 さん
地域 長野県 南箕輪村
主な用途 パセリ栽培での硬盤破砕や抜根作業
機種名
SV2-BS・S2D-D1300