~  厳しい時代、この機械に期待します

北斗市は函館の隣、函館湾に面した町です。函館本線の走る農業地帯で、水田20haと肉牛100頭の肥育、1棟約70メートルのハウス19棟で軟白ネギの栽培をしています。

ネギは4月に定植し、7月から収穫に入りますので、これからが収穫作業の本番。1棟当たり約2.8トンの収量がありますので忙しくなりますね。肉牛もやっていますから、年中無休で息つく間もありませんが親父と二人でがんばっています。

ネギの品質も収量も向上しました

カワベスーパーソイラーは昨年(平成19年)の4月に購入しました。SV3-B2Dという型式で、硬盤破砕用のシャンクが2本着いているタイプで、33馬力のセミクローラタイプのトラクタに装着してハウスの硬盤破砕をしています。これまでは43馬力のトラクタを使っていたのですが、トラクタ自身が重いのでタイヤの踏圧による硬盤ができてしまい、じきに水はけが悪くなっていました。

クローラタイプですと土にかかるタイヤの踏圧が比較的小さいし、スーパーソイラーを使い始めてからは、まず水はけが良くなりましたね。去年は大雨に見舞われましたが、水はけが早いので、ネギにはほとんど被害が出ませんでした。

ハウスの土が膨軟になって、ネギの育ちが良く、軟らかくて美味しい名前どおりの軟白ネギができます。収量もかなり上がりましたね。これは使用している我々の実感です。

これからが楽しみです

スーパーソイラーの効果は実感しているのですが、我々農家にとって問題なのは費用対効果です。ネギの品質・収量が向上することで、投下費用がいつまでに回収できるか、この機械の耐久性はどのくらいなのか。今は燃料高、肥料高、飼料高で、 農業生産者にとっては非常に厳しい時代です。

これからもこの機械にがんばってもらって、作物の品質・収量をさらに上げて、販売収入を増やしていかないといけませんね。まあ、今後が楽しみでもあります。

ユーザ 岡田 浩幸 さん
地域 北海道 北斗市
主な用途 軟白ネギの栽培での硬盤破砕
機種名
SV3-B2D